ROAS(Return On Ad Spend)とは、「広告費用対効果」と訳され、広告費用に対する売上額の割合を表す指標です。デジタルマーケティングや広告キャンペーンの効果測定によく利用されます。
ROASは以下の式で計算されます。
ROAS = 総売上高 / 総広告費用
つまり、広告費用1単位あたりの売上がいくらだったかを示します。ROASが高ければ高いほど、投下した広告費用に対する収益が大きかったことを意味します。
例えば、ROASが4.0の場合、1単位の広告費用に対して4単位の売上が発生したことになります。一般的に、ROASが3.0以上あれば広告は収益性が高いと判断できます。
ROAS分析は特にECサイトやアプリ広告での広告効果測定に適しています。広告キャンペーンの売上や収益性を把握できるほか、商品ごと、キャンペーンごと、チャネルごとのROASを比較することで、より収益性の高い施策に注力できます。
また、長期的にROASのトレンドを分析することで、投資対効果の指針となる目安を立てられます。マーケターはROASを重要な経営指標の一つとして活用しています。